読み:かん

款とは、地方公共団体の予算における歳入・歳出の最大区分であり、款・項・目・節の4段階の予算科目体系のうち最上位に位置する分類である。

この説明はいかがですか?

款(かん)は、地方自治法・地方自治法施行規則に基づく予算書の歳入歳出の最上位の分類区分であり、大きな収入・支出の性質ごとにまとめたグループである。歳入では「地方税」「地方交付税」「国庫支出金」「地方債」「諸収入」等が款の例として挙げられ、歳出では「総務費」「民生費」「衛生費」「土木費」「教育費」等が設けられる。予算書・決算書の次レベルの区分であり、全体像を把握するための最も大きな分類軸となる。

款・・目・の体系

地方自治法施行規則第15条の3が定める予算科目は、「款(かん)」「項(こう)」「目(もく)」「節(せつ)」の4段階構造を持つ。款は最上位の大区分、項は款の下位の中区分(議会の議決対象)、目は項の下位の小区分(執行科目)、節は目の下位の費目(支出の性質を示す最細区分)という階層となっている。議会が議決する予算は款・項の段階であり、目・節は執行段階での区分として機能する。

予算統制機能

款は予算統制の最上位の枠組みであり、款をまたぐ流用は原則として認められない。また款の区分は各自治体条例・規則の範囲内で設定できるが、標準的な区分(総務省の標準的予算科目)に従う場合が多く、これにより自治体間の比較分析が可能となる。款別の予算・決算額の推移は財政分析の基本データとして活用される。

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