予算編成方針とは、地方公共団体の長が毎年度の当初予算編成に際して、財政状況・行政課題・政策優先度等を踏まえて示す予算編成の基本的方針・枠組みのことである。
この説明はいかがですか?
予算編成方針は、地方自治法上の義務的文書ではなく、長の行政管理の手段として各部局に示される内部指針である。例年10〜11月頃に長(または財政担当部局)が策定し、翌年度当初予算の要求基準(シーリング)・重点施策・財政健全化の方向性等を示す。各部局は方針に従い予算要求書を作成し、財政担当部局との査定・折衝を経て予算案がまとめられる。
主要な記載内容
予算編成方針の主要な記載内容は、①財政状況の概要(前年度の決算見込み・財政指標の状況)、②収支フレームの見通し(歳入・歳出の収支見通し)、③重点施策の方向性(首長の政策優先事項)、④要求基準(シーリング。各部局の歳出要求上限、例:一般事務費はマイナス5%等)、⑤新規・拡充施策の取扱い方針などである。
シーリングとの関係
「シーリング」は予算編成方針の中で各部局に示される要求額の上限設定(枠配分)であり、全体の歳出抑制を実現するための財政規律ツールである。シーリングを下回る要求は担当部局の裁量で行え、超過する要求は特別の理由・審査を要するとされる。財政状況が厳しい自治体では対前年比マイナス数パーセントのシーリングが設定される場合があり、各課の事業見直しを促す効果がある。
あわせて読みたい
広告広告掲載欄
ご意見箱(匿名で投稿できます)