総合計画

読み:そうごうけいかく

総合計画とは、自治体が定める最上位の行政計画で、まちの将来像と施策の方向性を示す基本構想・基本計画・実施計画の3層構造を基本とし、全ての分野別計画の上位に位置する計画である。

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地方自治法第2条第4は基本構想の議会議決を義務付けていたが、2011年の改正(平成23年法律第35号)で廃止された。現在は法的義務なしに、ほぼすべての自治体条例・要綱等に基づいて総合計画を策定しており、その名称も「総合計画」「まちづくり計画」「長期ビジョン」等と多様化している。基本構想は10〜20年の長期将来像、基本計画は4〜10年の施策方針、実施計画は3〜4年の具体的な事業・予算の見通しを定めるのが一般的な構造だ。

上位計画としての機能

総合計画は個別分野別計画(介護保険事業計画・地域防災計画・都市計画マスタープラン等)の策定時に参照される上位根拠として機能する。分野別計画の指す姿・数値目標が総合計画の目標体系と整合しているかは、計画間調整の実務上の核心的な確認事項だ。2018年の地方分権一括法改正で個別法の「市町村計画は都道府県計画に整合しなければならない」という規定が多数削除され、基礎自治体の計画自律性が法的に高まった。

策定プロセスと住民参加

総合計画の策定では審議会(市民会議・総合計画審議会等)の設置・パブリックコメント・ワークショップ・アンケート調査等による住民参加が行われる。参加プロセスの形骸化防止(意見の反映状況の公表)は策定後の計画への市民の共感・協力を引き出す上で重要な実務的課題だ。計画期間の途中に首長が交代した場合、前任者の総合計画を見直す(改定する)かどうかが新首長の政策的判断として問われる。

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