クロスセクター対応(複合災害対応)とは、地震と津波、洪水と土砂災害、自然災害と感染症など複数の災害が同時または連続して発生する複合災害において、複数の行政部門・関係機関が横断的に連携して対応する危機管理の枠組みのことである。
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複合災害は単一の担当部署・対応手順では対処できないため、庁内横断的な指揮体制(首長を本部長とする災害対策本部への関係部署の結集)と、庁外関係機関(都道府県・自衛隊・警察・消防・医療機関・NPO等)との迅速な情報共有・役割調整が不可欠となる。令和元年台風19号では複数の河川が同時に氾濫し、コロナ禍においては自然災害との複合的な対応が求められた。内閣府は複合災害への対応ガイドラインを策定し、市区町村の対応能力向上を支援している。
災害対策本部の組織と権限
市区町村の災害対策本部は首長を本部長とし、副本部長(副市長等)・本部員(関係部長等)・各班(情報班・救助班・物資班・広報班等)で構成される。本部設置の基準(震度〇以上・警戒レベル〇の発令等)は地域防災計画に定め、本部会議での意思決定に基づいて各班が行動する。
感染症対策との連携
新型コロナウイルス感染症流行下での避難所運営では、避難者の健康管理・感染対策(分散避難の推進・体調確認・換気・区画整理等)と通常の避難所機能の両立が課題となり、複合災害対応の典型例として多くの教訓が積み重ねられた。
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