内水氾濫とは、都市部において短時間の集中豪雨により下水道・排水路の排水能力を超えた雨水が地表に溢れる現象で、河川の堤防越水による「外水氾濫」と区別される都市型水害の主要な形態である。
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内水氾濫は河川氾濫(外水)と異なり、堤防の外(市街地)で発生するため、堤防が決壊していなくても住宅・地下空間への浸水が生じる。短時間大雨(時間雨量50mm超等)や線状降水帯の発生時に都市部で発生しやすく、地下鉄・地下街・アンダーパス等の地下空間への急速な浸水で人命被害が生じることがある。
外水氾濫との複合水害
大規模な降雨では内水氾濫と外水氾濫が同時に発生する「複合水害」となる場合がある。河川水位が高くなると下水道から河川への排水が困難になり(背水効果)、内水が滞留して被害が拡大する。洪水ハザードマップは外水氾濫を主な対象とするため、内水氾濫のリスクが見えにくい欠点があった。
内水ハザードマップの整備
水防法の2015年改正以降、市区町村は内水氾濫に関する浸水想定区域図(内水ハザードマップ)の作成・公表が努力義務となった。下水道管理者(市区町村の下水道部局)と連携して排水施設の排水能力を超えた場合の浸水シミュレーションを実施し、浸水リスクの高い区域を地図上に示す。
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