家庭児童相談室

読み:かていじどうそうだんしつ

家庭児童相談室とは、市区町村の福祉事務所に設置される子どもと家庭に関する相談窓口であり、専門の相談員が育児・家族関係・養育困難等の相談に応じて必要な支援につなぐ機能を担う。

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定義と概要

家庭児童相談室(かていじどうそうだんしつ)は通知(家庭児童相談室の設置運営について)に基づき市区町村福祉事務所に設置される相談機関であり、家庭における児童の健全育成・養育支援・虐待対応・家庭問題等に関する専門的相談を行う。家庭相談員(社会福祉士・保育士等の資格を持つ相談員)が担当し、日常的な育児相談から複雑な養育問題・虐待の疑い・不登校・非行等の事案まで対応する。住民に最も近い相談窓口として、気軽に相談できる環境づくりが家庭児童相談室の基本的な設置の趣旨となっている。

主な機能

家庭児童相談室の主な機能として以下が挙げられる。①相談対応:子育て・学校問題・家族関係・養育困難等に関する面接・電話相談。②関係機関との連携・調整:学校・保育所・医療機関・児童相談所等との連絡調整。③要保護・要支援家庭の把握:虐待通報・早期把握から必要な支援・介入につなぐ。④情報提供:各種子育てサービス・相談機関の案内。近年は子ども家庭支援センター・こども家庭センター等の機能に統合・発展している自治体も増加している。

児童相談所との関係

家庭児童相談室は市区町村が担う一次的な相談窓口として機能し、より専門的な介入が必要な事案については都道府県・指定都市の児童相談所に送致・協議する。2004年以降の児童福祉法改正で市区町村が虐待相談・通報への対応の主体として位置付けられたことで、家庭児童相談室の機能・体制強化が自治体に求められるようになっており、相談員の専門性確保と人員配置が課題となっている。市区町村と児童相談所の役割分担と連携の実効性が子どもの安全と家庭支援の質を決める重要な構造的要因となっている。

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