液状化現象

読み:えきじょうかげんしょう

別名:液状化

液状化現象とは、地震動により地下水位の高い砂質地盤が一時的に液体状の流動性を示す現象で、建物の不同沈下・傾斜・上下水道管の浮上・地盤の陥没等の被害をもたらす地盤災害である。

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液状化は飽和した緩い砂質土が強い地震動を受けることで間隙水圧が上昇し、砂粒子間の有効応力(粒子同士を接触させる力)が消失することで発生する。2011年東日本大震災では千葉県浦安市をはじめ、湾岸埋立地・旧河川沿い等で広範囲に液状化被害が発生し、330,000棟超の建物に何らかの被害が及んだ(内閣府調査)。

液状化リスクの高い地域

液状化の発生しやすい地域は①旧河道(埋め立て前の河川流路)、②河川沿いの低地、③埋立地(特に海岸・湾岸の人工地盤)、④砂丘上の宅地等である。国土交通省・都道府県は液状化ハザードマップを作成・公表しており、市区町村はこれを地域防災計画・ハザードマップに反映させる。

被害の特徴と対策の限界

液状化の特徴は「建物が倒壊しないにもかかわらず、地盤・ライフラインに甚大な被害が生じる」点にある。上下水道管の破断・マンホールの浮上・道路陥没が大規模に発生し、復旧に長期間を要する。個別の建物では小口径鋼管杭等による液状化対策が可能だが、費用が高額であり普及には課題がある。

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