VFM(Value for Money)とは、PFI等の官民連携事業の導入検討において、従来の公共直営方式と比較してPFI方式がどの程度コスト削減・価値向上を実現できるかを算定する指標であり、プラスのVFMがあればPFI導入のメリットがあることを示す。
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VFMは「PFI事業において財政資金を効率的に活用し、従来手法(公共直営・個別発注)に比べてより高い価値(Value)を貨幣(Money)で得られるか」を評価する概念である。計算式はVFM(%)=(PSC-PFI-LCC)÷PSC×100で表され、PSC(Public Sector Comparator:従来公共手法のライフサイクルコスト)とPFI方式のLCC(Life Cycle Cost)の差を比較する。VFMが正(プラス)の場合、PFI方式が従来方式よりコスト効率が高いことを意味し、PFI導入の合理性の根拠となる。
PSC(公共調達比較基準)の算定
PSCは従来手法での施設整備・維持管理・運営の全期間のコストを現在価値に換算したものであり、設計・建設費・維持管理費・運営費・解体撤去費・税負担リスク等を含む。PSCの算定には類似事業の実績・コスト積算・リスク分析等を活用する。
VFMの限界と総合評価
VFMは財政的な効率性の指標であり、サービスの質・地域への波及効果・住民満足度等の非財務的価値は含まれない。PFIの導入判断は財務的VFMに加えてリスク移転の適切性・民間事業者の市場競争・地域経済への影響等を総合的に評価することが重要である。
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