水防団

読み:すいぼうだん

水防団とは、水防法第5条に基づき市区町村が設置する水防組織で、洪水・高潮等による水害の警戒・防御・被害の軽減を行うことを目的とし、消防団が水防団を兼ねる兼務制をとる市区町村が大半を占める。

この説明はいかがですか?

水防団(または水防団を兼ねる消防団)の主な活動は①水位・氾濫状況の監視・巡視(水防巡視)、②土のうの積み立て・矢板の打設等の応急工事(水防工法)、③排水ポンプ操作、④住民への避難誘導・広報、⑤破堤箇所や越水箇所への緊急対応である。

水防訓練と技術伝承

「月の輪工法(土俵を半月状に積み上げて越水を防ぐ工法)」「釘付工法(立木・杭に板材を固定して堤体強化する工法)」等の伝統的な水防工法は、平時に水防訓練を実施することで技術を継承する。水防工法の習得には実地訓練が不可欠であり、市区町村・都道府県は定期的な水防訓練を国・都道府県の支援を受けて実施している。

団員の確保と担い手問題

消防団員の減少は水防団の担い手不足にも直結する。農業・建設業等の地場産業の縮小・昼間人口の減少(都市部・農村部ともに)により、水防活動の即応体制維持が困難になっている自治体が増加している。女性団員・学生団員の参加促進・機能別水防団員制度の活用が課題への対応策として取り組まれている。

広告広告掲載欄

ご意見箱(匿名で投稿できます)

0 / 2000