水防活動

読み:すいぼうかつどう

水防活動とは、水防法第1条の目的に基づき、洪水・高潮等による氾濫を警戒・防御し被害を軽減するために実施される一連の活動で、水位監視・巡視・土のうの設置等の応急工事・住民への避難呼びかけが含まれる。

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水防活動の主な実施主体は水防団消防団が兼ねる場合が多い)・市区町村・都道府県であり、大規模な洪水では国土交通省の河川管理者も連携する。梅雨期・台風シーズンに備えた「水防演習(水防訓練)」が毎年各地で実施され、土のう積み・矢板打設・土俵積み等の水防工法の技術習得が行われる。

水防工法の種類

水防工法は堤防の弱点を応急的に補強・防護する技術であり、主なものは①土のう工(越水箇所に土のうを積み上げて堤体を嵩上げする)、②月の輪工(土俵を半月形に積み上げ越水を防ぐ)、③積み土のう工(漏水箇所の土のうによる遮水)、④木流し工(流木を束ねて河岸浸食を防ぐ)等がある。これらは伝統的な技術であり、文書化・訓練での継承が重要となっている。

気候変動と水防体制の強化

集中豪雨・短時間強雨の頻発化に伴い、従来の水防体制では対応しきれない事態が増加している。国は「流域治水関連法」(2021年)を整備し、河川管理者・市区町村・住民が一体となった「流域治水」を推進している。市区町村の水防管理団体は水防計画を毎年改訂し、最新の情報に基づく体制整備が求められる。

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