広域防災拠点とは、大規模広域災害時に複数の都道府県・市区町村にわたる被災地への支援活動の司令塔として機能する施設で、支援部隊の集結・物資の集積・航空機の離着陸・医療活動等を統合的に実施する拠点である。
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広域防災拠点は国・都道府県が指定し、大規模地震・広域水害等で複数の市区町村が同時被災した場合に機能する。東日本大震災(2011年)では宮城野原運動公園等が広域防災拠点として自衛隊・消防・医療チームの活動拠点となった。
整備基準と機能要件
広域防災拠点の主な機能要件は①ヘリポート(大型ヘリが離着陸できる広大な空間)、②大型トラックが多数接車できる物資集積スペース、③指揮機能(情報収集・調整のための通信設備等)、④大規模な支援部隊の宿営スペース(テント・仮設トイレ等)、⑤自己完結型の電源・水・衛星通信の確保である。大規模な公園・運動施設・埋立地が指定されることが多い。
都道府県・市区町村との関係
広域防災拠点は都道府県(または国)が管理・調整の主体となるため、立地する市区町村は施設管理者(公園管理者等)との事前協定締結・アクセス道路の確保・周辺住民への事前周知等の協力義務を負う。大規模災害時には一般市民の立入制限が必要になる場合があり、その手続きを地域防災計画に明記しておく必要がある。
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