緊急地震速報とは、地震発生直後に気象庁が地震動の到達前に発表する予報・警報で、P波(初期微動)を検知した段階で震源・規模・各地の予測震度を推定し、テレビ・ラジオ・携帯端末等へ自動配信し事前に伝達するシステムである。
この説明はいかがですか?
平成19年(2007年)10月に一般への提供が開始された。P波(Primary wave:速いが揺れが小さい)とS波(Secondary wave:遅いが揺れが大きい)の到達時間差(数秒〜十数秒)を活用して、危険な揺れ(S波)の到達前に警報を出す仕組みである。
予測精度と限界
震源近傍では警報が間に合わない(到達時間がゼロ秒以下になる)。マグニチュードや震源深さの推定精度により、震度の予測が外れることがある(特に2011年東日本大震災では複数断層が連動したため予測が困難であった)。2016年熊本地震では本震に対して短時間で速報が発表された一方、余震への対応が課題となった。
自治体・防災施設での活用
市区町村は防災行政無線・施設内の受信端末等に緊急地震速報受信システムを導入し、庁舎・学校・体育館・病院等で自動放送が行われるよう整備する。到達予測時間は短いため、「身を低くして頭を守る」など、住民・職員に事前に行動訓練を行っておくことが不可欠である。
広告広告掲載欄
ご意見箱(匿名で投稿できます)