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ジチテン

60MHz帯

読み:ろくじゅうめがへるつたい

意味

60MHz帯とは、市町村の同報系デジタル防災行政無線に用いられる、六十メガヘルツ前後の周波数帯をいう。

屋外スピーカーや戸別受信機へ、住民向けの一斉放送をどの電波で送るか——60MHz帯は、市町村の同報系デジタル防災行政無線が使う周波数帯である。標準規格ARIB STD-T86に基づき、16QAMの変調で音声やデータを一斉に流す。移動系が使う260MHz帯とは別の帯で、住民への一方向の放送を担う同報系に割り当てられている。アナログからデジタルへの移行が進むなかで、同報系の中心的な周波数帯として整備されてきた。

同報系に割り当てられた帯

60MHz帯は、市町村が住民へ一斉に情報を放送する同報系のデジタル防災行政無線に使われる周波数帯である。標準規格ARIB STD-T86が定める方式で、親局から屋外拡声子局や戸別受信機へ、警報や避難の呼びかけを一方向に流す。比較的低い周波数のため電波が回り込みやすく、広い区域へ届けやすい性質をもつ。同じ防災行政無線でも、双方向の連絡に使う移動系は別の260MHz帯を用いており、用途によって帯が分けられている。

デジタル化と整備の論点

同報系の防災行政無線は、長くアナログの60MHz帯で運用されてきたが、音声の明瞭さや多重化のため、ARIB STD-T86に基づくデジタル方式への移行が進んでいる。デジタル化に際しては、60MHz帯のなかで16QAMとQPSKのどちらの変調を採るかや、難聴区域を補う中継局再送信子局の配置が論点になる。周波数帯そのものは総務省の割り当てで定まるため、自治体は割り当てられた帯のなかで、地形や人口の分布に応じた子局の整備を設計する。

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