サービス業や医療・介護のように土日祝日に勤務がある保護者は、保育所が休む日に子どもを預けられず困ることがある。こうした家庭のために、休園日にあたる日曜・祝日に保育を行うのが休日保育である。市町村が実施主体となり、地域の一部の保育所を拠点に指定して対応する形が一般的で、自分の通う園以外で受けることも多い。利用には保護者が休日に就労しているなどの事情があることが要件となり、事前の申込みや利用調整を経て認められる。年末年始を除く日曜・祝日を対象とする例が多く、休日勤務のある家庭の就労継続を支える子育て支援策である。
実施の仕組みと拠点園方式
休日保育は、子ども・子育て支援制度のもとで市町村が実施する事業として行われることが多い。すべての保育所で日曜・祝日を開所するのは人員確保の面で難しいため、地域内の特定の保育所を休日保育の拠点として指定し、複数の園の対象児童を受け入れる拠点園方式がよくとられる。このため、ふだん通っている園とは別の場所で休日保育を受ける子どもも生じ、初めての場所で過ごす子どもへの配慮が運営上の課題となる。対象日は年末年始を除く日曜・祝日とする例が一般的で、保育士のローテーション勤務や代休の確保が安定運営の鍵となる。
利用要件と申込みの流れ
休日保育を利用するには、保護者が日曜・祝日に就労している、あるいは疾病・介護などの事情があることが要件となる。利用は恒常的なものと一時的なものの双方があり、いずれも市町村が保育の必要性を確認したうえで利用調整を行う。多くの自治体では、利用希望日の前に申込みを求め、給食やアレルギー対応、子どもの体調の把握のために事前の情報共有を行う。日常的に休日勤務がある家庭にとっては就労継続を可能にする支えとなり、市町村にとっては子ども・子育て支援事業計画のなかで休日保育のニーズと提供体制を見込む対象となる。受け皿が不足する地域では、ファミリー・サポート・センターなどの地域子育て支援で補完される場合もある。
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