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ジチテン

気象注意報

読み:きしょうちゅういほう

意味

気象注意報とは、気象業務法に基づき気象庁が発表する防災気象情報で、災害が起こるおそれがある場合に注意を促すものである。大雨注意報・洪水注意報・強風注意報などの総称である。

災害は警報が出てから急に始まるわけではなく、その手前に危険が静かに高まる時間がある。気象注意報は、災害が起こるおそれがある段階で住民や関係機関に注意を促す防災気象情報で、大雨・洪水・強風・大雪・波浪・高潮・雷・乾燥・濃霧など種類は数多く、警報の前段に位置づけられる。市区町村にとっては、本格的な災害対応に入る前の準備段階として、職員の待機、気象情報の監視強化、関係課への情報共有を始める合図となる。重大な災害のおそれが著しく大きくなれば、同じ現象について注意報は警報へ、さらに特別警報へと段階が引き上げられる。注意報の段階での備えが、警報発表後の対応の速さを決める。

気象注意報が警報・特別警報と作る三段階の体系

気象庁の防災気象情報は、危険の度合いに応じて注意報・警報・特別警報という三つの段階で構成される。注意報は災害のおそれがある段階での注意喚起、警報は重大な災害のおそれが著しく大きい段階での警戒の呼びかけ、特別警報は数十年に一度の重大な現象が予想される最上位の段階である。同じ大雨という現象でも、危険が高まるにつれて大雨注意報から大雨警報、そして大雨特別警報へと引き上げられ、逆に危険が去れば段階的に解除・切替が行われる。市区町村はこの段階の進行を時系列で追い、注意報の段階で待機・準備、警報の段階で避難情報の検討と発令、特別警報の段階では命を守る最終行動の呼びかけというように、対応の水準を引き上げていく。段階の切替の時刻と今後の見通しを把握することが、後手に回らない対応の前提となる。

注意報の種類と市区町村の準備段階としての活用

気象注意報には大雨・洪水・強風・風雪・大雪・波浪・高潮・雷・融雪・濃霧・乾燥・なだれ・低温・霜・着雪・着氷など種類は数多く、地域や季節に応じて発表される。市区町村の防災担当にとって注意報は、まだ避難情報を出す段階ではないものの、これから危険が高まる可能性を知らせる先行情報として機能する。注意報の発表を受けて、担当職員は気象情報の監視を強化し、河川水位や雨量の推移を追い、必要に応じて関係課や消防水防団に情報を共有して待機態勢に入る。とくに大雨・洪水注意報は警報・避難情報へと発展する起点となりやすいため、注意報の段階で避難所の開設準備や要配慮者への事前連絡に着手しておくと、警報発表後に時間を稼げる。注意報を空振りに終わらせず、警報への備えの時間として使う運用が実務上有効である。

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