ジチテン

防災気象情報

読み:ぼうさいきしょうじょうほう

意味

防災気象情報とは、気象庁が気象や地象による災害を防止・軽減するために発表する情報の総称で、注意報や警報、特別警報、緊急地震速報などが含まれる。

大雨・洪水・地震・津波など、災害ごとに危険を知らせる情報がばらばらに発表されると、受け手はどれを見て動けばよいか分からなくなる。防災気象情報は、気象庁が発表するこうした各種の予報・警報をひとまとめにとらえた総称であり、災害を防ぎ被害を軽減するための情報体系を指す。個々の情報を一つの枠組みとして理解できるようにする点に意義がある。

気象注意報・警報・特別警報のほか、土砂災害警戒情報、洪水予報、台風情報、緊急地震速報などが含まれ、気象業務法や水防法などを根拠に体系的に整備されている。気象庁は危険度の高まりを地図で示す「キキクル」などのウェブサービスも提供し、市区町村や住民がリアルタイムで危険度を確認できるようにしている。情報をどう組み合わせて避難判断につなげるかが受け手側に問われる。

主な情報の種別と役割

気象注意報(大雨注意報・洪水注意報等)は「注意が必要な現象」、気象警報は「重大な災害が起こるおそれ」、特別警報は「重大な災害が起こるおそれが著しく大きい」場合に発表される。洪水予報は国土交通省(または都道府県)と気象庁が共同で発表し、洪水予報河川・水位周知河川の水位情報と組み合わせて提供される。それぞれの情報は警戒の段階や対象とする現象が異なるため、住民や担当者は名称だけでなく、どの段階の危険を示すのかを理解して受け取る必要がある。

市区町村担当者の情報収集実務

市区町村の防災担当者は気象庁ウェブサイト(www.jma.go.jp)・気象台との直通連絡・防災情報システム等を用いて防災気象情報を収集する。避難情報の発令判断においては、複数の防災気象情報を総合的に評価するとともに、地元の気象台に状況を確認する「ホットライン」の活用が推奨されている(気象台は市区町村に対して事前情報提供・助言を行う体制を整えている)。刻々と変わる状況を一つの情報だけで判断せず、複数の情報を重ね合わせて全体像をつかむことが、発令の遅れや空振りを減らすことにつながる。

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