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ジチテン

経常的経費

読み: けいじょうてきけいひ

意味

経常的経費とは、性質別歳出のうち、毎年度経常的・固定的に支出される経費をいう。

歳出には、毎年必ず出ていく固定費的なものと、年度限りの投資的なものがある。この区別を見ないと、財政にどれだけ自由に使える余地があるかが分からない。経常的経費は、人件費扶助費公債費物件費維持補修費など、毎年度経常的に発生する経費を指し、一度きりの普通建設事業費などの投資的経費と対をなす。経常的経費が経常一般財源をどれだけ食っているかを示すのが経常収支比率であり、経常的経費は同比率の分子側を構成する。経常的経費の比率が高いほど財政は硬直し、新規の投資や政策に回せる余地が小さくなる。

経常収支比率の分子としての位置づけ

経常的経費が実務で重視されるのは、それが財政の硬直度をはかる経常収支比率の分子を成すからである。経常収支比率は、地方税普通交付税といった毎年度入ってくる経常一般財源のうち、どれだけが経常的経費に充てられているかを示す。人件費・扶助費・公債費のように削減や任意の中止が難しい経費が経常的経費の中核を占めるため、この比率が高い団体は、自由に使える財源が少なく新規事業や臨時の支出に回す余地が乏しい。逆に投資的経費は単年度で増減を調整しやすく、財政が苦しい年度には先送りされやすい。経常的経費と投資的経費の比率の動きは、その団体の財政運営の余裕度を映す。

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