議会改革を掲げても、改革の評価を議員や事務局の内輪で完結させてしまえば、住民の目に映る使いにくさは見過ごされやすい。議会モニター制度は、この内向きの評価を外から補うために、登録した住民に本会議や委員会の傍聴、議会だよりや会議録への意見提出を求め、議会の運営や情報発信を住民の感覚で点検してもらう仕組みである。多くは議会基本条例に位置づけられ、運用の細目は要綱で定められる。委嘱の期間や人数、報酬の有無、提出された意見の取扱いは議会ごとに異なる。傍聴中心のモニターに対し、テーマを決めて政策提案まで踏み込む政策サポーター制度や、対面で意見交換する議会報告会とは関与の深さで役割が分かれる。応募者が一部の関心層に偏ったり、寄せた意見がどう反映されたか見えにくかったりすると、形だけの制度になりかねない点が課題として指摘される。
ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)