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ジチテン

定住

読み:ていじゅう

意味

定住とは、人が特定の地域に生活の本拠を定めて継続的に住み続けることである。地方創生では、移住者や地域出身者にその地で長く暮らし続けてもらう定住促進が人口減少対策の目標とされる。

移り住んでもらうことと、住み続けてもらうことは別物である。定住は、人がある地域に腰を据えて暮らし続けることを指し、移住が「移ってくる」入り口であるのに対し、定住は「住み続ける」出口にあたる。

自治体の人口対策では、移住者を呼び込むだけでなく、その人たちや若い世代に長く住んでもらう定住促進が本来の目標となる。仕事や住まい、子育て、医療といった暮らしの基盤が整って初めて、人は定住を選ぶ。複数の市町村が連携して生活機能を確保する定住自立圏のように、圏域で定住の受け皿をつくる取組もある。定住人口の維持が難しい地域では、関係人口など多様なかかわりで地域を支える発想も併用される。

移住の先にある定住という目標

人口減少に悩む地域にとって、移住者を増やすことは手段であって目的ではない。本当の狙いは、移り住んだ人や地元で育った若者に、その地域で長く暮らし続けてもらう定住にある。せっかく移住しても、仕事が続かない、地域になじめない、子育てや医療に不安があるといった理由で再び転出してしまえば、人口は定着しない。そのため自治体は、雇用の確保、住宅の整備、子育て・教育環境の充実、地域コミュニティへの橋渡しなど、暮らしを丸ごと支える施策を組み合わせて定住につなげようとする。移住施策の成否が移住者数ではなく定着率で測られるのは、このためである。

定住自立圏と圏域での支え合い

一つの市町村だけで医療・買い物・教育などの生活機能をすべて維持するのは、人口の少ない地域ほど難しい。そこで、中心となる市と周辺の町村が役割を分担し、圏域全体で暮らしを支える枠組みが定住自立圏である。中心市が病院商業など都市的な機能を担い、周辺市町村が自然環境や農林業を支えるなど、互いの強みを生かして圏域への定住の受け皿をつくる。連携中枢都市圏とともに、人口減少下で生活基盤を維持する広域連携の仕組みとして位置づけられる。定住を一市町村の努力だけに委ねず、圏域で支え合う発想が、これからの地域運営の前提となりつつある。

つながりのある用語

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