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ジチテン

入札価格

読み:にゅうさつかかく

意味

入札価格とは、入札参加者が示す見積額をいうとともに、その当否や落札の可否を判定するために発注者があらかじめ設定する各種の価格基準の総称として用いられる。予定価格を上限とし、その下方に最低制限価格調査基準価格失格判断基準などの基準を置いて、落札者を機械的かつ公正に決定する仕組みを支える。

競争入札では、最も安い札を入れた者を自動的に落札者とすればよいわけではなく、安すぎる札は手抜き工事や下請けへのしわ寄せを招くため、価格には複数の物差しが用意されている。入札価格をめぐる基準群は、契約金額の上限を画する予定価格を起点に、それを下回るとそもそも失格となる最低制限価格低入札価格調査の対象とするか否かを分ける調査基準価格、調査を経るまでもなく自動的に失格とする失格判断基準落札判定の比較に用いる入札書比較価格などから成る。これらはいずれも地方自治法や各団体の契約規則要綱に根拠を持ち、ダンピング受注の防止と公正な競争の両立を狙って組み合わされる。実務では、工事か物品か、最低価格落札方式か総合評価方式かによって、どの基準を設けるかが変わる。窓口では入札書比較価格と予定価格との関係や、最低制限価格と調査基準価格の使い分けが問われる場面が多い。

予定価格を頂点とする価格基準の構造

入札価格の判定基準は、予定価格を頂点に上下の幅で構成される。予定価格は契約金額の上限であり、これを超える札は失格となる。その下方に、ダンピングを防ぐための水準として最低制限価格または調査基準価格が置かれる。最低制限価格はそれを下回れば直ちに失格となる絶対的な下限であるのに対し、調査基準価格はそれを下回った札について低入札価格調査を行い、契約内容が履行できるかを確認したうえで落札の可否を判断する点に違いがある。

失格判断基準と入札書比較価格

低入札価格調査制度を採る団体では、調査の手間を省いて極端な低価格を排除するため、調査基準価格よりさらに低い水準に失格判断基準を設け、これを下回る札は調査を経ずに失格とする運用が広がっている。入札書比較価格は、消費税相当額の扱いなどを揃えて札同士や予定価格との比較を行うための価格であり、落札者を機械的に判定するための共通の物差しとして用いられる。

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