こども家庭ソーシャルワーカーとは、子ども家庭福祉の現場で相談援助を担う者の専門性を認定する、国の認定資格である。
虐待対応や子ども家庭支援の現場で、相談援助の専門性をどう底上げし担保するか。その答えとして2024年度に創設されたのがこども家庭ソーシャルワーカーである。社会福祉士や精神保健福祉士、または一定の実務経験を持つ者が、所定の研修と試験を経て認定を受ける、子ども家庭福祉分野の認定資格として設計された。児童相談所や市町村のこども家庭センター、児童福祉施設などで、子どもや保護者への相談援助を担う職員の専門性を示す。任用資格や国家資格として一足飛びに位置付けるのではなく、まず認定資格として導入し、現場の専門人材を計画的に養成・確保するねらいがある。深刻化する児童虐待への対応力強化を背景に、子ども家庭福祉の人材の質の向上を図る制度である。
創設の背景と位置付け
こども家庭ソーシャルワーカーは、2022年改正児童福祉法を踏まえて検討され、2024年度から認定が始まった。児童虐待相談対応件数の増加や対応の困難化を背景に、子ども家庭福祉の現場を担う職員の専門性を高める必要が指摘されてきた。新たな国家資格を直ちに創設するのではなく、既存の社会福祉士・精神保健福祉士などの資格や実務経験を土台に、子ども家庭福祉の専門研修と試験を課す認定資格として制度化された。認定は国が指定する認定機関が行う。
取得ルートと活躍の場
認定を受けるルートは複数あり、社会福祉士・精神保健福祉士の有資格者が子ども家庭福祉の実務経験と研修を経る道や、相談援助の実務経験を一定年数積んだ者が研修・試験を受ける道などが用意されている。認定者は児童相談所、市町村のこども家庭センター、児童養護施設をはじめとする児童福祉施設などで、子どもと家庭への相談援助の中核を担うことが期待される。将来的な資格の在り方は施行後に検証することとされており、現場への定着と専門性の確保が当面の課題となる。
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