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ジチテン

暴風雪警報

読み:ぼうふうせつけいほう

意味

暴風雪警報とは、気象業務法に基づき気象庁が発表する気象警報の一つで、雪を伴う暴風による重大な災害が発生するおそれが著しく大きいことを知らせるものである。

強い風に雪が加わると、視界が真っ白に閉ざされ、走行中の車が立ち往生し、屋外では方向を見失う。暴風雪警報は、暴風に雪が伴うことで生じる重大な災害の危険を気象庁が知らせる警報で、暴風そのものの被害に加えて吹雪による視界悪化(地吹雪・ホワイトアウト)や猛吹雪のなかでの遭難という要素が重なる点が暴風警報との違いである。市区町村にとっては道路の通行止めや除雪体制の判断、立ち往生車両への対応、孤立集落への備えなどの対応の引き金となる。降雪量そのものを問う大雪警報とは別の警報であり、両者が同時に発表されることもある。吹雪が始まると外出・救助のいずれもが極めて困難になるため、警報前の早い段階での備えが重要となる。

暴風雪警報が暴風警報と区別される視界悪化の危険

暴風雪警報は、暴風警報が対象とする飛散・倒壊・横転の危険に加えて、雪を伴うことで生じる吹雪・地吹雪による視界悪化を重大な危険として扱う。猛吹雪のなかでは数メートル先も見えないホワイトアウトが起こり、走行中の車の連鎖的な立ち往生や、屋外での方向感覚の喪失による遭難が現実の脅威となる。北海道や東北・北陸の日本海側では、降った雪が強風で舞い上がる地吹雪により、雪がやんでいても視界がきかなくなる。市区町村はこの危険を踏まえ、暴風雪警報下では不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、屋外での救助活動も二次遭難を避けるため慎重に判断する。視界の確保が困難な点で、暴風警報以上に「動かないこと」が安全につながる場面が多い。

暴風雪警報下の道路通行止めと車両立ち往生対策

暴風雪は、視界不良とふきだまりによる路面状況の急変を同時に引き起こすため、幹線道路で多数の車両が連鎖的に立ち往生する大規模滞留を招きやすい。市区町村と道路管理者は、暴風雪警報や気象台からの大雪に関する情報を受け、危険が高まる前に予防的な通行止めを行う判断を迫られる。立ち往生が発生すると、車内での一酸化炭素中毒(マフラーの雪詰まり)や低体温の危険が生じるため、市区町村は道路管理者・警察・自衛隊と連携した除雪・救出と、孤立した運転者への食料・燃料の供給体制を整える。スキー場や峠道を抱える地域では、観光客が天候の急変を予期できないことも多く、早めの注意喚起と避難先の確保が被害の拡大を防ぐ。

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