ジチテン

老人クラブ

読み:ろうじんくらぶ

意味

老人クラブとは、老人福祉法に位置づけられる、おおむね60歳以上の高齢者が地域を単位として自主的に組織する団体で、教養の向上・健康の増進・社会奉仕などの活動を行うものである。

高齢者が地域で孤立せず、健康を保ち役割を持って暮らすには、身近な仲間との活動の場が要る。老人クラブは、おおむね60歳以上の住民が町内会等の区域を単位に組織する自主的な団体で、健康づくりの体操やレクリエーション、見守りや清掃などの社会奉仕活動を行う。老人福祉法に活動の助長が規定され、市区町村は運営費の補助などで支援する。会員の高齢化と新規加入の減少で会員数が長期的に減り続けており、地域の支え合いやフレイル予防の担い手として期待される一方、組織の存続そのものが課題になっている。

会員数減少と地域での役割

老人クラブは戦後に広がり、高齢者の生きがいづくりと地域の支え合いを担ってきたが、会員数は長く減少が続いている。定年延長や就労継続で「クラブに入る年齢」がずれたこと、価値観の多様化で画一的な活動になじまない高齢者が増えたことが背景にある。一方、住民同士の見守りやフレイル予防、介護予防の通いの場の担い手として、地域包括ケアの一翼に老人クラブを位置づけ直す動きもある。市区町村は運営費補助で支援するが、役員の担い手不足や活動のマンネリ化で解散するクラブもあり、補助のあり方や活動の再設計が問われる。地域単位の組織であるため、地域コミュニティ全体の弱体化とも連動した課題を抱える。

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