ジチテン

シルバー人材センター

読み:しるばーじんざいせんたー

意味

シルバー人材センターとは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき市区町村ごとに設置される公益法人で、定年退職後の高齢者に対し、地域の臨時的・短期的な就業の機会を提供する団体である。

定年後も健康で働く意欲のある高齢者は多いが、常勤の再就職は難しく、社会との接点や収入を失いがちである。シルバー人材センターは、こうした高齢者に植木の手入れ、駐車場管理、家事援助、清掃といった臨時的・短期的な仕事を紹介し、生きがいと小遣い程度の収入を得る場を提供する。会員制の公益法人で、市区町村ごとに設置され、国・自治体補助を受けて運営される。働き方は雇用ではなく「請負・委任」が基本で、最低賃金や労働保険の枠外に置かれる点が、一般の就労支援や雇用とは大きく異なる特徴になる。

雇用ではない「請負・委任」という建付け

シルバー人材センターの仕事は、原則として雇用契約ではなく請負・委任の形で会員に配分される。このため労働基準法上の労働者ではなく、最低賃金や労災保険の直接の適用がないという独特の建付けになっている。働きは「生きがい就業」と位置づけられ、収入は配分金として支払われる。近年は人手不足を背景に、一定の手続を経て派遣・職業紹介により週40時間まで働ける仕組みも導入され、短時間・臨時という従来像から幅が広がっている。一方、請負ゆえの安全衛生や、低い配分金水準が高齢者の貧困や就労の質をめぐって議論されることもある。市区町村ごとの設置で、地域の仕事の需要量がセンターの活力を左右する。

つながりのある用語

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