条例や規則として正式に整える手間をかけず、庁内の運用をそろえたい場面で頼られるのが内規である。事務処理の手順・判断の目安・決裁の取扱いなどを職員向けに定めるもので、議会の議決や首長による公布・公示といった手続を経ず、原則として外部に公開されない庁内ルールにとどまる。例規(条例・規則)が住民を法的に拘束しうるのに対し、内規は組織内部の規律としての効力しか持たないのが建前である。要綱と近いが、要綱が補助金交付など対外的な行政運営の基準を示すのに対し、内規はより内部運用に寄った位置づけで使われることが多い。手軽さの裏で、判断基準が外から見えにくく裁量の統制や透明性をめぐる問題を生む点に注意が要る。
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