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ジチテン

受益者

読み: じゅえきしゃ

意味

受益者とは、公共サービスや公共事業の提供によって、住民一般とは区別される特定の利益を受ける者をいう。

受益者をめぐる行政の難しさは、誰がどこまでの便益を受けたのかという受益の範囲を、負担を課す前提として確定しなければならない点にある。下水道の整備や都市計画事業のように特定の地域・対象に便益が集中する事業では、全住民が負う税とは別に、便益を受けた者へ費用の一部を求める受益者負担の考え方が働き、その負担を課される相手こそが受益者である。本辞典の『受益者負担』『受益者負担金』が負担の制度面を扱うのに対し、受益者はその負担を負う主体の概念であり、賦課の前段として受益者の範囲・受益の程度をどう線引きするかが実務の争点となる。受益と負担の対応を求める応益原則は税外収入使用料の設計を貫く基本的な考え方で、誰を受益者と捉えるかの判断は財政負担の公平に直結する。

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