意味
資金収支計算書とは、地方公会計の財務書類の一つで、一会計期間の現金の収入と支出を、業務活動・投資活動・財務活動の3区分に分けて示す財務諸表である。
発生主義で作る行政コスト計算書は減価償却費など現金を伴わない費用を含むため、実際に手元の現金がどう動いたかは別に追う必要がある。資金収支計算書は、現金の出入りを活動の性質ごとに3つに区分することで、日常の行政運営で現金を稼げているのか、それとも借入に頼って回しているのかを見分けられるようにする。
業務活動収支は人件費や社会保障給付など毎年度の経常的な現金収支、投資活動収支は施設整備や基金積立に伴う収支、財務活動収支は地方債の発行・償還に伴う収支を表す。業務活動収支が黒字で投資活動収支の赤字を賄えていれば健全だが、業務活動収支が赤字で財務活動(借入)で穴埋めしている状態は、家計でいえば生活費を借金で回す姿に近い。
民間のキャッシュフロー計算書に対応する書類だが、自治体では地方債の元利償還が財務活動収支に大きく表れる点が特徴である。一会計期間の収支の結果は、貸借対照表の現金預金の増減と一致する。
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