個別の指導計画とは、障害のある児童生徒一人ひとりの実態に応じて、学校が具体的な指導目標や指導内容・方法を定めて作成する計画である。
障害のある子の授業や指導を、その子の実態に合わせてどう具体化するか。その設計図が個別の指導計画である。学習指導要領に基づき、特別支援学校や特別支援学級、通級による指導の対象となる子について作成が義務付けられる。子どもの障害の状態や発達段階、学習の習得状況を把握したうえで、各教科や自立活動の指導目標、指導内容、指導方法、評価の観点を一人ひとりについて定める。学期や学年といった比較的短い期間を単位とし、指導と評価を繰り返して見直す。関係機関を含む長期的な個別の教育支援計画とは役割が異なり、こちらは学校内の日々の指導を着実に進めるための実務的な計画にあたる。担任や担当教員が中心となって作成する。
作成の対象と内容
個別の指導計画は、学習指導要領により、特別支援学校・特別支援学級に在籍する子や通級による指導を受ける子について作成が義務付けられている。通常の学級で特別な支援を要する子についても作成・活用に努めることとされる。内容は、子どもの実態(障害の状態・発達・学習の習得状況・興味関心)の把握、それを踏まえた指導目標、各教科・領域や自立活動の指導内容と方法、評価の観点で構成される。子ども一人ひとりに即して具体的に記述する点が特徴である。
PDCAによる見直し
個別の指導計画は、学期や学年単位の比較的短い期間を区切りに、指導の実施と評価を繰り返しながら見直す。計画(Plan)に基づいて指導(Do)を行い、子どもの変容を評価(Check)し、次の指導に反映(Action)するという循環で運用される。担任や教科担当、特別支援教育コーディネーターらが情報を共有して作成・改善する。長期的な個別の教育支援計画の目標を踏まえて短期の指導目標を設定するため、両計画は一体的に運用され、子どもの学びの連続性を支える。
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