読み:じむぶんしょう
事務分掌とは、自治体の組織において、各部・課・係がそれぞれ担当する事務の範囲をいい、また組織規則や事務分掌規程によってその範囲を定めることをいう。
「この案件はどこの課の仕事か」を判断する根拠が事務分掌である。自治体の事務は膨大で多岐にわたるため、部・課・係ごとに担当範囲をあらかじめ割り振っておかなければ、所管が宙に浮いたり重複したりする。長は組織規則や事務分掌規程で各組織単位の所掌事務を列挙し、住民からの相談や文書がどこに振り分けられるかの基準とする。所管が不明確な事案は「所管課」をめぐって庁内で押し付け合いになりがちで、事務分掌の明文がその交通整理を担う。新規の制度や事業が始まるたびに分掌の見直しが必要になり、組織改正のたびに規程が改正される。起案文書の決裁ルートや専決の範囲も、この事務分掌を前提に組み立てられている。
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