全国に千七百を超える市町村があるなかで、同じ名前の自治体やシステム間の取り違えをどう防ぐか——全国地方公共団体コードは、各地方公共団体を一意に識別する六桁の番号である。都道府県を表す二桁、市区町村を表す三桁、誤りを検出する検査数字一桁から成る。統計の集計、各種の申請・通知、システム間のデータ連携などで、団体を取り違えないための共通の鍵として用いられる。総務省が定め、合併や市制施行などで団体に変動があれば更新される。
六桁の構成と検査数字
全国地方公共団体コードは、都道府県コード二桁、市区町村コード三桁、検査数字一桁の合わせて六桁で構成される。都道府県コードは日本産業規格JIS X0401、市区町村コードはJIS X0402として規格化されている。末尾の検査数字は、前の五桁から一定の計算で導く一桁で、入力や転記の誤りを機械的に検出するために付けられている。これにより、数字の打ち間違いがあっても、不正なコードとして気づける仕組みになっている。
識別の共通基盤としての役割
全国地方公共団体コードは、統計調査の集計、地方交付税などの算定、住民記録や税務のシステム間連携など、団体を正確に区別する必要があるあらゆる場面で使われる。市町村名は同名や類似が多く、文字だけでは取り違えが起きやすいため、数字のコードが共通の識別子として機能する。市町村合併や政令指定都市への移行などで団体に変動が生じると、コードは総務省によって追加・変更される。情報システムの標準化が進むなかで、団体を一意に結びつけるこのコードの役割はいっそう増している。
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