ジチテン

セルフネグレクト

読み:せるふねぐれくと

別名:自己放任
意味

セルフネグレクトとは、判断能力や生活意欲の低下等により、必要な食事や医療、清潔の保持などの自己管理ができず、自らの健康や安全が損なわれている状態をいう。

ごみ屋敷化した住居や医療拒否、極度の不衛生といった通報を受けて、地域包括支援センター保健師がどう介入するかは、近年の高齢者支援で増えている難題である。セルフネグレクトは虐待防止法の定義する虐待には含まれないが、生命や健康への深刻な危険を伴う点で同等の対応を要する状態として扱われる。本人に支援を求める意思がない、あるいは支援を拒むことが多く、本人の自己決定の尊重と保護の必要性の間でジレンマが生じる。認知症や精神疾患、社会的孤立、経済的困窮が背景にあることが多く、医療・介護・福祉の関係機関が連携した粘り強い見守りと信頼関係の構築が要点となる。緊急性が高い場合は成年後見の申立てや措置入院の検討に至ることもある。

ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)