計画で「やるべきこと」は示されても、現場は「どう進めるか」に迷う——自治体DX推進手順書は、自治体DX推進計画の取り組みを実務に落とすための手引きである。総務省が作成し、デジタル化を進める体制づくり、全体方針の策定、個別施策の進め方などを、段階を追って示す。情報システムの標準化やマイナンバーカードの普及などの重点項目ごとに、想定される作業や国の支援策がまとめられている。計画が方向を、手順書が具体的な進め方を担う関係にある。
計画を実務へ落とす手引き
自治体DX推進手順書は、総務省が示す自治体DX推進計画の重点取り組みを、自治体が実際に進める際の手順や留意点をまとめた文書である。デジタル化を担う推進体制の整備、首長を含めた全体方針の決定、職員の理解の促進などの、取り組みの土台づくりから説き起こす。そのうえで、情報システムの標準化・共通化、マイナンバーカードの普及、行政手続のオンライン化などの個別施策について、想定される作業の流れや国の支援策を整理する。計画が目標と方向を定めるのに対し、手順書は「どの順で何をするか」を補い、規模や体制の異なる自治体が共通の道筋で取り組めるようにする役割をもつ。
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