意味
インフレスライドとは、工事請負契約の締結後に賃金や物価が急激に上昇した場合に、残工事に相当する請負代金額を増額改定するスライド条項の一類型である。公共工事標準請負契約約款の規定に基づき、受注者の申し出により発注機関が代金額を見直す。
資材価格や労務単価が契約後に急騰すれば、契約時の代金額のままでは受注者が赤字を抱え、工事の品質低下や倒産を招きかねない。これを避けるため約款はスライド条項を設け、物価変動を請負代金額へ反映させる。スライド条項には、全工期を通じた一般的な物価変動に対応する全体スライド、特定の資材の急変に対応する単品スライド、そしてインフレや賃金の急激な上昇局面で残工事分を機動的に増額するインフレスライドがある。インフレスライドは、賃金水準・物価水準の変動が一定率を超えたときに、まだ施工していない残工事の金額を基準に増額を算定する点に特徴がある。受注者からの請求を起点とし、発注機関が変動率や残工事量を確認して増額幅を決める。
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