ジチテン

ごみ処理広域化

読み:ごみしょりこういきか

意味

ごみ処理広域化とは、複数の市町村が連携し、ごみの焼却や最終処分などの処理を共同で行うことをいう。一部事務組合や広域連合を設立し、大型の処理施設を共同整備・運営する形態が代表的である。

老朽化した焼却施設の更新時期を迎えた市町村が直面するのが、単独で建て替えるか近隣と共同化するかの判断である。ごみ処理広域化は、複数市町村が処理を一体化して大型施設に集約することで、施設整備費や運営費を分担し、規模の経済による効率化を図る取り組みである。ダイオキシン対策で連続運転できる大型炉が求められた経緯もあり、国は広域化を推進してきた。大型化により発電など廃棄物エネルギーの回収効率が上がる利点がある一方、収集運搬距離が伸びることや、施設立地をめぐる住民合意、構成市町村間の費用負担割合の調整といった課題を伴う。運営主体は一部事務組合とすることが多く、各市町村の分担金で経費をまかなう。

運営主体としての一部事務組合

ごみ処理の広域化では、関係市町村が共同で一部事務組合を設立し、その組合がごみ処理施設の設置・管理運営を担う形態が一般的である。施設の建設費や運営費は構成市町村が人口やごみ量に応じた分担金で負担する。広域連合を用いる例もあるが、清掃事務に限った連携では一部事務組合が広く採られている。一部事務組合は地方自治法に基づく特別地方公共団体であり、構成市町村から清掃事務の権限を移して独立した主体として処理を担うため、単独では確保しにくい大規模で高効率な焼却施設や、ダイオキシン対策・発電設備を備えた施設の整備が可能になる。組合議会と管理者を置き、施設の更新や運営方針を構成市町村の合意で決める仕組みになっている。

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