ジチテン

現年課税分

読み:げんねんかぜいぶん

意味

現年課税分とは、その年度に課税され、同じ年度のうちに納期が到来する税の区分である。

税の徴収成績を見るとき、その年に課した分と、前の年から払われずに残った分を同じ枠で扱うと、徴収事務の実力が正しく測れない。現年課税分は、当該年度に課税した税のうち当年度に納期が来るものを切り出した区分で、滞納繰越分と分けて徴収状況を把握するために用いられる。

現年課税分の収納率は、新しく課した税がきちんと納められているかを示すため一般に高く、99%前後となることが多い。ここで取りこぼした未納分が、翌年度には滞納繰越分へと移っていく。つまり現年分の収納をいかに高く保つかが、将来の滞納の山を小さくする入口になる。

滞納整理の実務では、現年分の段階で早期に督促・折衝を行い、滞納繰越分へ送らないことが効率的とされる。いったん繰り越されると収納率は大きく下がるためで、口座振替の促進や納付しやすい環境づくりは、現年分の収納を固めて滞納の発生そのものを抑える狙いを持つ。

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