ジチテン

直接工事費

読み:ちょくせつこうじひ

意味

直接工事費とは、工事費の積算において、工事目的物を造るために直接必要となる材料費・労務費・直接経費を集計した費用区分である。共通仮設費や現場管理費などの間接工事費と区別される、工事原価の基幹をなす費目である。

予定価格や入札金額がどのように積み上げられているかを理解するには、工事費がいくつの費目に階層化されているかを押さえる必要がある。直接工事費は、コンクリートや鉄筋などの材料費、作業員の労務費、機械の運転経費といった、構造物そのものを造るために直接費やされる費用の合計である。発注機関は工種ごとの数量に歩掛と単価を乗じて直接工事費を積み上げ、これに共通仮設費現場管理費一般管理費などの間接費を加えて工事価格を算定する。入札の失格判断基準でも、入札者の積算した直接工事費が発注者の積算額の一定割合を下回ると失格とする運用があり、原価の中核として扱われる。設計変更で工事内容が変われば、まず直接工事費が増減し、それに連動して間接費も見直される。

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