意味
余熱利用とは、ごみ焼却施設で廃棄物を燃やすときに生じる熱を、発電や近隣施設への熱供給に利用することで、捨てるしかない熱からエネルギーを取り出す取組である。
ごみ焼却施設の建設にあたり、住民から「迷惑施設をなぜここに」と問われたとき、温水プールや福祉施設への熱供給は地域還元の柱として説明される。余熱利用は、焼却の際に発生する高温の排ガスから熱を回収し、ボイラーで蒸気をつくって発電(ごみ発電)したり、隣接する温水プールや入浴施設、農業用ハウス、地域冷暖房へ熱として供給したりする取組である。発電した電力は施設内で使うほか、固定価格買取制度(FIT)や売電によって収入を生む。脱炭素の面では化石燃料の代替となるサーマルリサイクルの中核であり、ゼロカーボンシティを掲げる自治体では地域の再生可能エネルギー源としても位置づけられる。施設の更新や広域化を検討する際、発電効率の高い焼却施設をどう整備するかが論点となる。
つながりのある用語
ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)