ジチテン

異動

読み:いどう

別名:人事異動
意味

異動(人事異動)とは、任命権者が職員の配置を変える人事上の発令であり、転任や昇任、出向などにより所属や職務を変更することをいう。

4月の定期異動を控えた職員にとって、内示でどこへ動くかは関心の的である。異動は組織の硬直化を防ぎ、職員に複数分野の職務経験を積ませる狙いを持つ。自治体では2年から4年程度の周期で同一部署に置く運用が定着しており、用地交渉や税務、福祉など専門性の高い部署はやや長く据える傾向がある。発令は辞令の交付によって正式となり、その前段で内示が関係者に伝えられる。異動に伴い前任者から後任者への事務引継ぎが行われ、引継書の作成を要する場合が多い。

定期異動と臨時異動

定期異動は年度替わりの4月1日付で一斉に行われる大規模な配置換えで、組織全体の人員を最適化する。これに対し臨時異動は欠員補充や組織改正懲戒処分後の配置見直しなど、年度途中に必要が生じたときに随時行われる。定期異動では一つの部署に長く在籍した職員を計画的に動かし、特定の職員と業者の癒着を防ぐとともに、多様な職務を経験させて人材を育てるねらいがある。一方で4月の一斉異動は引継ぎが集中し、新体制の立ち上がりに時間を要する難点もあり、時期を分散させる団体もある。

異動内示

正式な辞令交付に先立ち、異動の内容を本人や所属長へ内々に伝える内示が行われる。引継ぎの準備期間を確保し、住居の手配など本人の生活上の準備に配慮する意味を持つ。内示から発令までの間に事務引継ぎを済ませる運用が一般的で、内示の段階では情報が確定でないため、公表まで口外しない扱いとされる。内示を受けた職員が引継書の作成や後任との打合せに充てられる期間の長短が、年度替わりの混乱の度合いを左右する。内示の時期は団体ごとに異なり、発令の直前まで伏せる団体もあれば、生活上の準備に配慮して早めに伝える団体もある。

つながりのある用語

ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)