意味
夜間対応型訪問介護とは、介護保険法に基づく地域密着型サービスの一類型で、夜間の時間帯に、定期的な巡回訪問または利用者からの通報に応じた随時訪問により、要介護者の居宅で介護を行うサービスである。
在宅で介護を受ける高齢者にとって、家族が休む夜間は最も支援が手薄になり、トイレやおむつ交換、急な体調変化への対応が課題になる。夜間対応型訪問介護はこの空白を埋めるため、夜間に定期巡回するサービスと、利用者がボタン等で通報すれば駆けつける随時対応を組み合わせる。地域密着型サービスとして市町村が指定し、原則としてその市町村の住民が利用する。日中も含め一体的に訪問介護と看護を提供する定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、対応する時間帯と看護の有無で異なり、夜間に限り看護を含まない点が区別になる。
普及が進まない構造
夜間対応型訪問介護は、在宅介護の夜間の空白を埋める意義ある仕組みだが、全国的に事業所数は伸び悩んでいる。夜間に巡回・随時対応の体制を維持するには相応の人員と通報受付のオペレーターが要り、一定数の利用者が集まらないと採算が合わないためである。後発の定期巡回・随時対応型訪問介護看護が日中・夜間を通して看護も含めて提供できるため、より包括的なこちらが選ばれ、夜間対応型は位置づけがあいまいになりがちである。地域密着型サービスゆえ市町村が指定し圏域内の住民を対象とするため、利用者の少ない地域では事業として成立しにくく、夜間在宅介護の需要があっても受け皿が整わない地域が残る。
つながりのある用語
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