意味
療養介護とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一類型で、医療と常時介護を要する障害者に対し、主として昼間に、病院において機能訓練・療養上の管理・看護・介護・日常生活上の世話を行うサービスである。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)や重症心身障害のように、医療的ケアと介護を同時に常時要する人は、福祉サービスだけでも医療だけでも生活を支えきれない。療養介護は病院という医療の場で福祉の介護を一体提供することでこの間隙を埋める。対象は障害支援区分6で気管切開を伴う人工呼吸器使用者や、区分5以上の重症心身障害者など、医療的ケアの必要度が高い者に限られる。医療を伴わない常時介護なら生活介護が適合し、療養介護はあくまで継続的な医療管理が前提となる点で、対象の医療的ニーズの高さによってサービスが切り替わる。
医療と福祉の費用の二本立て
療養介護の特徴は、福祉サービスとしての介護給付と、医療としての療養介護医療費が二本立てで関わる点にある。介護部分は障害福祉サービスの自己負担(応能負担)の仕組みで、医療部分は医療保険・公費の枠組みで負担が決まるため、利用者の最終負担は両者を合わせて把握しなければならない。対象は人工呼吸器使用や重症心身障害など医療依存度が極めて高い層に絞られ、受け入れる病院も限られるため、地域内に資源が乏しいと遠隔地の施設を利用せざるをえない事態が起きる。区分6・気管切開といった具体的な要件に該当するかの判定が、支給決定の入口で実務上の論点になる。
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