ジチテン

内製化

読み:ないせいか

別名:インソーシング
意味

内製化とは、外部委託していたシステム開発や運用を、組織内の人材・体制で担うように切り替える取組みである。

システムの企画も開発も運用もベンダー任せにしてきた結果、仕様の中身がわからず、改修のたびに言い値の費用を払うことになっていないか。内製化は、こうした丸投げから脱し、職員自身が要件定義や簡単な開発・運用を担えるよう体制を整える取組みである。アジャイル開発やローコード・ノーコードのツールの普及で、専門のエンジニアでなくても一定の開発に関われるようになったことが背景にある。

内製化の最大の狙いは、ベンダーロックインからの脱却と、住民ニーズへの素早い対応である。外部に発注すると要件の固定から納品まで時間がかかるが、内部で小さく作って試せれば、現場の声を反映しながら改善を回せる。仕様を理解した職員が増えれば、委託する場合でも対等に交渉でき、調達の質が上がる。

ただし内製化は「すべてを自前でやる」ことではない。デジタル人材の採用・育成が追いつかないまま抱え込むと、属人化して担当者の異動とともに動かなくなる危うさがある。何を内製し何を委託するかの線引き、外部人材の登用、人事ローテーションへの配慮を伴ってはじめて、内製化は持続する。

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