KPIとは、組織の目標達成度を定量的に測定する重要な業績指標(Key Performance Indicator)の略称。自治体では行政評価・総合計画の進捗管理や政策効果測定に用いられる。
KPIはKey Performance Indicatorの略であり、組織・事業・政策の目標達成状況を客観的に評価・管理するための定量的な指標である。行政分野では、総合計画・実施計画・行政評価制度のなかでKPIを設定し、毎年の進捗を測定・公表することが一般化している。
EBPM(証拠に基づく政策立案)の実践でも、政策の論理モデル(ロジックモデル)に沿ってアウトカム指標としてKPIを設定することが推奨される。指標の設定にあたっては、測定可能性・データの入手可能性・政策との因果関係の明確さが鍵となり、数値を掲げるだけの形式的なKPIに陥らない実質的な評価体制づくりが問われている。
行政評価での活用
政策の最終目標(ゴール)に対するアウトカム指標と、事業の実施状況を示すアウトプット指標を区分してKPIを設定することで、政策の有効性を評価できる。アウトプット指標が「研修を何回開催したか」のように行政の活動量を測るのに対し、アウトカム指標は「就職した人が何人増えたか」のように住民や社会にもたらされた成果を測る。両者を取り違えると、活動はこなしているのに成果が出ていない状態を見落とすため、達成したい成果をアウトカム指標に据え、その手前の活動をアウトプット指標で管理する設計が欠かせない。
KPIとKGI・目標値の設定
実務では、最終的な到達目標を示すKGI(重要目標達成指標)を頂点に置き、その達成度を分解して測る中間指標としてKPIを設定することが多い。目標値は、過去の実績やほかの自治体との比較を踏まえて、努力すれば届く水準に置くのが基本である。容易すぎる目標は改善を促さず、非現実的な目標は形骸化を招く。設定した指標は毎年度の進捗管理で点検し、社会情勢の変化や事業の見直しに応じて指標自体を入れ替えることもある。
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