意味
福利厚生とは、給与以外に、職員の生活の安定や健康の保持、勤労意欲の向上を図るために、使用者が提供する各種の制度や施設の総称である。
職員が安心して働き続けられる環境を整えるための仕組みが福利厚生である。地方公務員の福利厚生は、法律で定められた共済組合の事業を中核とし、これに各団体の互助会や職員互助組合による事業が加わる。具体的には健康診断や人間ドックの助成、休養施設の利用補助、慶弔給付、財形貯蓄や貸付けの斡旋などがある。住民の理解を得るため、税金を原資とする公費負担と職員自身の掛金との区分が問われ、互助会への公費支出の見直しが進められてきた。
法定福利と法定外福利
福利厚生は、共済組合の給付のように法律に基づき実施が義務づけられる法定福利と、互助会の事業のように団体が任意に設ける法定外福利に区分される。法定福利には共済組合を通じた医療・年金の給付や公務災害の補償などが含まれ、法定外福利には互助会による給付事業や福利厚生施設の提供などがある。法定外福利への公費支出は住民の目が厳しく、適正化が求められてきた経緯がある。職員互助会の事業に対し、職員の掛金を上回る公費を補助していた事例が問題視され、補助率を引き下げ、または廃止する団体が相次いだ。職員の福利と公費負担の妥当性のどこで折り合いをつけるかが、法定外福利をめぐる継続的な論点となっている。
ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)