ジチテン

屋内退避

読み:おくないたいひ

意味

屋内退避とは、原子力災害において、放射性物質の吸入や被ばくを抑えるため、住民が自宅等の屋内にとどまって気密性を高め退避する防護措置をいう。

原子力施設の事故で放射性物質が放出されたとき、屋外を移動して避難するほうがかえって被ばくを増やす場合がある。屋内退避は、コンクリート建屋や木造家屋の遮蔽効果を使い、窓を閉め換気を止めて屋内にとどまることで、外部被ばくと放射性物質の吸入を低減する防護措置である。

原子力災害対策指針では、施設からの距離で区域を分け、原則として緊急防護措置区域(UPZ)では当初は屋内退避を指示し、放射線量の実測値が基準を超えた段階で避難へ移行する。これにより避難に伴う健康リスクや混乱を避けつつ被ばくを管理する。地震や風水害の屋内安全確保が建物倒壊・浸水を避ける行動であるのに対し、屋内退避は放射線からの防護を目的とする点で性格が異なる。

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