ジチテン

ノーマライゼーション

読み:のーまらいぜーしょん

意味

ノーマライゼーションとは、障害者や高齢者を特別に隔離せず、障害の有無にかかわらず誰もが地域の中で当たり前の日常生活を送れる社会こそが正常な社会であるとする理念である。

障害のある人を施設に隔離・保護するのではなく、障害があってもなくても同じ地域で普通に暮らせる状態を当然とすべきだ、という考え方である。北欧で生まれ、世界の障害者福祉の流れを「保護・隔離」から「地域での共生」へと転換させた基本理念で、日本の障害者基本法や福祉施策の根底にも据えられている。この理念は、入所施設中心の支援から地域生活支援への移行、合理的配慮による社会的障壁の除去、共生社会の実現といった具体的な政策へと展開されてきた。バリアフリーやインクルージョン、地域移行支援などの取り組みは、いずれもこの理念を実現するための手段と位置づけられる。福祉行政においては、施策の方向性や計画の理念を語るうえでの基礎となる概念である。

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