ジチテン

日中一時支援

読み:にっちゅういちじしえん

意味

日中一時支援とは、障害者総合支援法の地域生活支援事業として市町村が実施する事業で、障害者等の日中の活動の場を確保し、見守りや活動の機会を提供することで、介護する家族の一時的な休息(レスパイト)を図るものである。

障害のある家族を在宅で介護する世帯では、介護者が病気や冠婚葬祭、休息のために一時的に介護を離れたい場面が必ず生じる。日中一時支援は、そうしたときに障害者を日中預かり、家族の負担を和らげるレスパイトの役割を担う。国が全国一律の基準で行う自立支援給付ではなく、地域生活支援事業として市町村が実施するため、対象・利用料・実施時間は自治体ごとに定められる。短期入所が宿泊を伴う預かりであるのに対し、日中一時支援は日中の時間帯に限る点で使い分けられ、家族の事情に応じて選択される。

市町村裁量で内容が変わる

日中一時支援の最大の特徴は、地域生活支援事業として市町村の裁量で設計される点にある。自立支援給付のように全国一律ではないため、利用できる時間数、対象となる障害の範囲、利用者負担の額、委託先の事業所が自治体によって異なる。隣接市町村でも条件が違うため、転居や広域利用で戸惑う住民が出やすい。レスパイトの機能は短期入所と重なるが、宿泊の有無や予約のしやすさで使い分けられ、急な家族の都合には日中一時支援が、まとまった期間には短期入所が選ばれる傾向がある。財源は国・都道府県・市町村の負担で賄われるが、市町村の予算規模が供給量を左右し、需要に対し利用枠が不足する地域もある。

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