読み:きさいぶぶんけんさ
既済部分検査とは、部分払や出来高払を行うために、工事の完成前にすでに施工が済んだ部分の出来高を発注機関の検査員が確認する検査である。
工事が完成するまで一切支払わないとすれば、受注者は長期間の資材費や労務費を自前で立て替えることになる——この資金繰りを支える部分払の前提となるのが既済部分検査である。受注者が出来高に応じた部分払を請求するとき、発注機関は検査員を派遣してすでに施工が済んだ部分の数量と品質を確認し、認定した出来高に基づいて支払額を算定する。完成した目的物を引き渡すための完成検査と異なり、あくまで途中時点の出来高を測る検査であり、品質の途中確認を主眼とする中間検査とも目的が分かれる。検査で認定された既済部分の額が部分払の上限を画するため、出来高の認定を誤ると過払いや過少払いに直結し、最終的な精算にも影響する。
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