意味
純資産変動計算書とは、地方公会計の財務書類の一つで、一会計期間における純資産の増減の内訳を示す財務諸表である。
貸借対照表は年度末時点の純資産の残高を示すが、その残高が前年度からなぜ増えたのか減ったのかは読み取れない。純資産変動計算書は、純資産の変動を要因ごとに分解することで、自治体の正味の財産が1年間でどう動いたかを説明する。
純行政コスト(行政コスト計算書で算出した費用超過分)に税収・交付税などの財源を充て、その差し引きが純資産を増減させる。固定資産の評価替えや無償譲渡なども変動要因として記録される。財務書類4表のなかでは最も馴染みが薄く、貸借対照表と行政コスト計算書をつなぐ橋渡しの位置づけで作られる。
4表は相互に連動しており、行政コスト計算書の純行政コストがこの計算書に流れ込み、計算書の期末純資産が貸借対照表の純資産と一致する。この連動関係(4表の整合性)が崩れていないかが、財務書類が正しく作成されているかの検算ポイントになる。
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