読み:くらっしゅしょうこうぐん
クラッシュ症候群(挫滅症候群)とは、地震などで長時間身体を圧迫された人が、救出後に圧迫が解除された際に有害物質が全身に回り、急性腎不全やショックを起こす重篤な病態である。
倒壊した建物の下敷きになった被災者は、救出された瞬間は元気に見えても、その後に急変して死亡することがある。これは、圧迫されていた筋肉が壊れて生じたカリウムやミオグロビンなどの物質が、圧迫解除によって一気に血流へ流れ込み、不整脈や腎不全を引き起こすためである。阪神・淡路大震災で多数の死者を出したことで広く知られるようになった。救出現場では、圧迫解除の前後に点滴などの処置を行うことが救命につながるため、救助隊と医療チームの連携が欠かせない。市町村の災害対応では、救助活動と災害医療を一体で組み立てる必要を示す典型例として、この病態の理解が前提になる。
つながりのある用語
関連
ご意見箱
匿名でひとことから投稿できます
プライバシーポリシー
ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)
0 / 2000