ジチテン

緊急放流

読み:きんきゅうほうりゅう

別名:異常洪水時防災操作
意味

緊急放流とは、ダムが満水に近づき貯留しきれなくなった際に、流入してくる水量とほぼ同量を放流する操作をいう。正式には異常洪水時防災操作と呼ぶ。

ダムは洪水を貯めて下流の氾濫を防ぐが、想定を超える豪雨で貯水容量が尽きると、それ以上ためれば決壊の危険が生じる。緊急放流は、ダムの破綻を避けるためにやむをえず流入量に近い水を放流する操作で、ダムの洪水調節機能が限界にしたことを意味する。

操作中は下流の河川水位が急上昇するため、ダム管理者は放流の数時間前から関係市町村や住民へ通知し、市町村はこれを受けて避難指示を発令する。近年の豪雨で複数のダムが緊急放流に至り、通知から氾濫までの時間の短さや住民への伝わりにくさが課題となった。ダムの洪水調節を過信せず、緊急放流もありうる前提で早めに避難へ動くことが、下流住民の安全を分ける。

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